書いて、息して、

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夏から秋へ


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知らない町に行きたくて、久々のバス旅へ。

文庫本を1冊持ってきたけれど、天気が良くて外の景色ばかり見ていた。

ところどころ夏の雲が残っているが、うっすらと筋のような雲が目立つ。

もう秋なんだなーとしみじみ思う。

まさに今は稲刈りのシーズンで、稲の黄色いが目にまぶしい。

こんなに広大な田畑を見るのも久々な気がする。

と言うより、私の地元よりもこっちの方が田舎なのではと思うほど、視界に入るすべてが田んぼであった。

まだまだ知らない土地がいっぱいある。

 

目的はとあるパワースポットへ行くことで、それ以外は全くのノープランで行ったので、食事もろくなものが食べられなかったが、それを差し引いても良い場所だった。

銀杏の木が有名な神社で境内に何本かあるようで、すでに銀杏の実がたくさん落ちていた。

御神木とされる銀杏は特に大きくて存在感があった。

 

茅の輪をくぐって参拝し、その後、人型流しをやってみた。

初めてやったのだが、まず紙でできた人型に名前を書き、人型で身体をこすって水に入れる。

「払いたまい、清めたまえ」と唱えると罪や汚れが浄化されるというもの。

人型が水に沈むまで見ていようとしたが、なかなか沈まない。

水を見ていると、なんだかそれだけで心が洗われるような気がした。

 

それから御縁石と願石を持ち上げてみた。

御縁石は思っていたより重ければ、良縁が近くやってくる。

願石は思っていたより軽ければ、願いが叶う日が近いという。

結果はどちらの石も重くて、一勝一敗であった。

 

こういう儀式のようなことって、なぜかものすごく集中してしまう。

ただ作法の通り動作をしているだけなのだが、その間だけは何もかも忘れて頭の中の霧が晴れたような気分になった。

これがパワースポットの力なのだろうか。

 

最後に銀杏の形のお守りを買って帰った。

少しは前向きに生きていけそうな気がする。

何か良いことありますように。