書いて、息して、

書きたいことがある限り書く。

話題作

トップガン

 

 

今年は話題作はとりあえず見ておこうと思っている。

マトリックス レザレクションズ」も「ザ・バットマン」もとりあえず見に行ったし、「トップガン」も見なきゃと思うのだが、一作目を見たことがない…。

ダメ元でPrimeVideoで検索したら、有難いことにありました。

Amazonさんありがとう!

 

それで、見たんだけど、なんか…だめだ…。

とにかく眠い!

平日の夜に見るもんじゃなかった。

激務で疲れ果てた夜の眠気には堪えられなかった。

まさか90分の映画を3夜に分けて見ることになるとは。

真剣に見たら寝るような映画じゃないんだろうけどね。

 

見終わってから思ったのは、いかにもトム・クルーズが好きそうな映画だなー(そりゃそうだ)というのと、勝つのが当たり前だと思っているアメリカらしくていい映画だとは思うのだが、私はこの映画好きじゃないわ…ってこと。

 

トム・クルーズ演じる主人公はパイロット訓練生だったのね。

てっきり軍人が戦争で活躍する映画だと思っていた。

そして最大の疑問は、主人公たちは何と戦っているのか?

これは最後まで明かされなかったけど、調べたら敵機の特徴からどこの国なのか分析して明言している人もいた。

でも、この映画は何と戦っているかは大した問題ではなかったみたい。

なぜなら戦争映画じゃないから。

大義名分とか、特になし。

だからこそ、この短さでまとまった作品になったのだろうなと思う。

面白いとは思うのだけど、最近、この手の王道映画を見ていなかったので、ある種の物足りなさを感じてしまった…。

もっと苦しもうよ、痛みを味わわせてくれよ!

最近、劇場で「TITAN」を半べそかきながら見た私には「トップガン」は健全過ぎた…。

良くも悪くもあの映画は感覚をバグせてくれた。

そんな私の好きな戦争映画は「フルメタルジャケット」と「戦場のメリークリスマス」です。

どちらも戦争映画らしくない映画だけど。

 

終わり方が好きじゃない。

最後に彼女が戻ってきたシーンで思わず「戻ってくんのかい!」とツッコんでしまった。

もし彼女が戻ってこなければ、パイロットといういつ死んでもおかしくない存在の儚さ、そして人と人との出会いも一時のものという切なさが残って、印象深い作品になったのにと思ったり。

 

しかし、主人公たちがなぜ戦うのかーという点がやはり腑に落ちない…いや、そんなこと気にしてみる映画じゃないんだよ多分。

そもそも戦争やってるときに見る映画じゃなかったかもしれない。

こういう映画をフィクションとして気楽に見られる時代が戻ってくることを願うばかりだ。