怒涛
また、忙しい一日が終わり。
明日明日と後回しで今に至る。
完璧に仕事が終わる日なんてもはやない。
いつもバタバタして気が休まらない。
このままでは寿命が縮むのではと、不安が頭をよぎる。
帰りのバスの中に大きな蝉が入り込んでいた。
目の前を勢いよくブーンと飛んで行き、思わず「蝉だぁ」と声を上げてしまったのだが、他の乗客は誰一人として反応していなかった。
これは幻?
私にしか見えていないのかと思ったら、一番前の席の足元で息を潜めているのが見えた。
バスに乗る蝉、どうしてか。
短い命をなぜバスの中で…?
その後、助け出されていることを祈る。
今朝はたくさん人が出てくる夢を見た。
目覚めた瞬間に内容は忘れてしまったが、複数の人と会話した記憶がうっすらとある。
普段、夢を見ても人の顔が出てくることはほとんどないので、私にしては珍しい夢だった。
予想より雨は降らず、肩透かしを食らったような気がするが、まぁ良しとしよう。